装甲悪鬼村正@大鳥香奈枝

はじめてから一人攻略するまでにどれだけ掛かってるんだよってレベルですが、やっと一人終わりました。
一番最初は選択肢ミスって自滅。
村正は憎きを斬れば愛しきも斬らねばならないという呪いの妖甲なので、好感度を中途半端にしてしまうと、初めに選べるヒロイン二人殺してしまう結果に…で、殺す相手が居なくなって自滅。
港斗景明@石川ゆうすけは根はバカが付くぐらい生真面目で優しいのに何故人を遠ざけるのかと思っていたら、その呪いが原因だった、と。


第一編は雄飛@葵海人の視点での話。行方不明になったリツを探しているところに景明は現れるので第一章では「あれ…?主人公…なんだよね…?」と思わざるを得ない。見せ場はきちんとあるんですけどね。リツの行方とかはまぁ…こうなるだろうなぁという感じ。そしてその後のエロシーンはただの拷問でした。景明がかけつけて、一応、3人とも生き残りましたけど…小夏@まきいづみみたいな状態で生き残れても嬉しくないよね…。雄飛は五体満足だったけれど最後の最後、村正の犠牲になってしまいますし…。第一編はメインキャラの紹介編みたいなものかーと思っていたらこれが復讐編(香奈枝ルート)に深く関ってくるなんて!


第二編は景明の立場が分かったり、メインヒロインである大鳥香奈枝@吉川華生や綾弥一条@海原エレナが景明に係わり始める感じかな?蝦夷についても聞けたり、村正も蝦夷の一族だったことが分かったり…というか鍛冶師には多かったとかなんとか。
風馬小太郎@滑川菊太郎は見た目だけ成人女性とかちょっとした詐欺にしか思えない。ちなみに何もありません。戦うだけ。


第三編は村正が競技用剱冑としてレースに出場する話。足利茶々丸金田まひるとの出会いも有り。過去の夢を娘に託し、娘は父を信じて前に突き進む…そりゃ奇麗事だけで終わるわけもなく…。


第四編は伊豆の異常気象調査…?開始時点でどちらかを選べてないとBAD確定…なのかなぁ…?はじめやったときそうだったので。
剱冑の燃料=仕手(使い手)の熱量(カロリー)なので、熱量がなくなると動けなくなります。それなら人攫いして、使えなくなった燃料(人間)は破棄して、新しく燃料(人間)を補充すればいいよね!みたいな兵器の開発をしていた、と。
ジョージ・ガーゲット@瀬路啓維とのバトルがありつつも、最終的には銀星号=湊斗光@九条信乃がやってきて伊豆半島消滅。


そのあと良く覚えてないんですが、ニッカリとの戦いになって、回想編に突入。景明が何故村正と帯刀の儀を結んだのか?光が銀星号となった真相が判明。


復讐編。復讐編はまさに復讐に次ぐ復讐でした。
復讐の代理人という自らの正義のために復讐を行う香奈枝、事件に巻き込まれたせいで人生が狂い、生きる目標も亡くした小夏。そして養父でもある署長を目の前で殺された景明。
景明にとってはどれを取っても辛い戦いです。というか景明自体がどんな理由であれ殺人は悪だから自分は生きる資格がないと思っていますしね。それに対し、復讐のためなら殺人も厭わない香奈枝はある意味対極な存在なんだろうな。それを知らずに自分を罰してくれる相手と救いを求めた景明には香奈枝じゃないけれど複雑な気分になりました。村正の仕手である限り、悪を斬れば善も斬らなければならないと開き直ってしまえば楽だったのにね。根が生真面目で優しい景明にはそれは無理だったのだろう。全編通して苦悩に満ちてますしね。
救いを求めたシーンも良いけど、個人的には一番永倉さよ@千代鈴がバートリィを使って吸血し、若返るシーンが好きだなぁ…!剱冑なのにこんなんありかよ!と。さよのキャラクター性も好きなので仕方ない。
あとは最後かなー。ある意味救われたのだろうと。というかこの2人にはこうするしか道がなかったのではないかなぁ…。
それにしてもエロシーンがおまけ程度で吃驚した!それ目的で買ってる人はニトロの作品においてはないだろうけどあまりにもで。景明が豹変するタイプ、というのはよくわかりましたけれども。


総じて、時代背景は取り扱っている内容のせいか、地の文が硬め・ニトロらしく戦闘多め、尚且つハッピーエンドとは言いがたいような終わり方(まだクリアしたのは1ルートですけども!)なので、人を選ぶゲームではありそうだなぁ…。会話のテンポ感は結構好きなのですけれど。


あ、雪車町@氷河流の声を聞くと何でこのキャラにこの声優?!と思うのですが、違和感を感じないのが声優の力なんだろうなぁと。雪車町は凄く嫌な男なのでガチでぶっ飛ばすルートがあるといいなぁと思っています。今回は結局逃げられてしまったのでね!


次は英雄編(一条ルート)かー。そのあと魔王編で、悪鬼編?フルコンプまではまだまだ遠い…。