PigeonBlood

PigeonBlood 【初回限定版「録り下ろしドラマCD付き」】

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PigeonBlood フルコンプ完了。
自他共に認めるトラウマブランドということで…力の入れるところが間違っているのでは?というところが多々。グロ&ホラーが苦手な人はプレイ非推奨。どちらもそこまで得意ではないんですが、1ルート終わる頃には慣れてしまいましたね…。慣れてしまうとここまで過剰に入れる必要性を感じないというのが本音。全ルートで起きている事象は同じですし、どのルートでも倒すべき相手が変わるというわけではないので。それなりに面白かったけれど、グロとホラーに力を入れた結果、ストーリーとエロが薄くなったという印象が強いんですよね。期待しすぎだったのかな…?
ステラで購入した為、見てはないんですが、公式小冊子にボツCGが大量にあったそうですけど、それを入れたほうが良かったのではないかなぁと思いました。初めにレイプされそうになるだけで、復数プレイとか奇抜なプレイとかは無かったので…いや無くはないですけれども…全体的に肩透かしを食らった感じは否めません。
攻略した順番は、水沢→雪ノ宮→橘→美作…ですかね?一応。一応というのは、橘のみ HAPPY END 後に別 END が用意されていて、そちらは美作攻略後に見たため。水沢→雪ノ宮→美作→橘にしておけば良かったかなぁとプレイ後は思いましたね…。橘だけ若干展開が違うので。

以下キャラクター別感想

桐島和樹(CV.松田春樹)

振り回されまくりのブラコン世間知らず鈍感お坊ちゃん。そう育てられたから仕方ないと片付けてしまってもいいのかもしれませんが。作中でも誂われているように子供っぽいし女性的なので、男らしい主人公でないと…という人は和樹にイライラするかもしれません。私は和樹よりも馨が気持ち悪くてイライラしてしまったので、和樹に対してはそんなにイライラせずにプレイ出来ました。
そんな女々しかったはずの和樹も橘ルートでは鬼化により豹変。私はこちらの方が好きですが、橘ルートだけ&橘相手だけ、だったのは勿体無いと思いました。
松田春樹さんは表名含めてBLでメインというのは初だと思うんですが、今後も期待したい程度には良かったです。

美作祥輔(CV.佐藤タカ)

美作は描写不足が目立ったキャラクターだと思います。死にたがる原因も正直なところ、それだけ?という印象。ピアスの件も唐突ですし、おもちゃとして和樹を扱っていたのが本当の意味で惚れたタイミングが分からなかった。こういったゲームは流し読むことが多いので、そういったことを言われていても気にしないことのほうが多いんですけどね。私が読み飛ばしただけかもしれませんが、瑞樹の展示会に行っていた理由もイマイチよく分からなかったですし…。今となってはだたの小者としか。

橘 裕也(CV.髭内悪太)

橘がメインルートだったのではないかと思っています。大森には悪いけれど。唯一大森が出てこないルートが橘ルートなのでね…。全部のルートで橘が出しゃばったら攻略対象がが橘に食われてしまうから大森を出したのだろうなとは思いますが…思いますが、橘が鬼の話題を出さないことにも違和感があるんですよね。猟銃持って森に行ったりする点だけは一緒なので知らないことはないんでしょうけども。和樹との仲が深まっていないから、和樹に口出ししなかった…というのも性格上考えられないし…。
ルートに入ってからの橘は、雪ノ宮ルートで従う者は大事にすると言われていた通りでグッと印象が良くなりましたね。ただの暴君ではないのだな、と。はじめは鬼の力が欲しかっただけだったのが和樹にも惹かれたというのはベタだけれどそれも良かった。鬼化ENDでも、和樹が白い力に覚醒したENDでも、なんだかんだ和樹には勝てなそうなところも良かったですね。ただ、橘ルートでは橘・馨・和樹しか生き残らないのでHAPPY ENDと言っていいのかな…?

雪ノ宮透(CV.634)

常識人その1。冷たいように思えたけれど実は良い人という典型的な眼鏡キャラ。過去含めて可哀想な人だと思います。和樹との事後にスマホアプリで録音されていたというのはゾッとしましたが、それ以外のセックスシーンもなかったのが可哀想…。
透ENDは透と和樹以外生き残らないのに、その死なんてどうでもよくて2人は幸せになりましたみたいな展開だったのはちょっと唐突過ぎたと思いますね…。不完全燃焼。他のキャラクターのルートでは空気だったので、本当に取ってつけたようなキャラクターだと思います。

水沢博嗣(CV.清風涼)

常識人その2。水沢も透同様他ルートでは空気のようなキャラクターでした。普通の人が巻き込まれるとこうなります、というような展開。HAPPY ENDよりもBAD ENDが全体的に印象的でしたね…。特にひぐるまが…。

和泉馨(CV.錦戸智久)

気持ち悪い。生理的に受け付けないキャラクターでした。和樹を性愛の対象として見ているくせに手を出すなど烏滸がましい。せめて綺麗なままで居て欲しい。みたいな感情を全面に出していました。馨がもっと早く鬼について話していれば人への被害は抑えられたはずだし、瑞樹が鬼化するところにまで居たのであれば、余計にお前は何していたんだ、と思ってしまいます。

大森匡(CV.縞馬男爵)

全編通してキャラクターがブレずに賑やかしい。人によっては出しゃばり過ぎだと感じる人もいそうだなと思いました。私としては勿体ぶらずにサッサと説明して解決したらいいんじゃないかなと思う事のほうが多かったですね…。

桐島瑞樹(CV.河村眞人)

薬物で馨が殺したのかなと思っていましたが、鬼に唆されて鬼に取り込まれてしまったということが最後に分かりスッキリ。馨が和樹を性愛の対象として見ていることに気づき、馨を犯す、というのは鬼とは関係なしに行っていたようですが。そこが鬼に浸け込まれた理由でもあるんだろうなお思います。どんな絵を描いていたのかが気になりました。