sweet pool

フルコンプしたので以下ネタバレ含む感想。


「恋でもなく、愛でもなく、もっとずっと深く重い─」
そのキャッチコピー通り…というか、恋や愛はあるんだろうけど…凄く重いストーリーでした。


兄ブランドの「沙耶の唄」を知っているのならそれ系という表現が一番分かりやすいです。
沙耶の唄」は化け物との恋なんですが、「sweet pool」は自ら化け物(正確には宿主)になってしまうので…その辺りが違いますね。


グロさは…見た目上は沙耶の方がきつい気がします。思ったよりグロくありませんでした。ただ、主人公である蓉司に生理・妊娠・流産に似た現象が起きたり、ルートによってはカニヴァがあるので、その辺りがダメな人はやめておいた方がいいかもしれません。


あとはベースが哲雄×蓉司で、他がBADっぽい扱いなのでそれが許せん!という人もやめておいたほうが…。
また、哲雄関連EDは4つあるんですが…どれもHappy Endとは言いがたいので、一つぐらいわかりやすいHappy Endがあってもいいじゃない!っていう人もオススメ出来ないですねぇ…。


私は姫谷ED→同化ED→善弥ED→睦ED
→プール落下後同居ED→記憶喪失EDの順で攻略。
同化EDはシナリオ上まぁそうなるだろうと思い*1、善弥はまぁ普通?で、睦EDでこうきたかー!と思い、プール落下後同居EDで泣き、記憶喪失EDでまた泣き…という感じです。


有る意味、哲雄と蓉司にとっては同化EDが一番幸せだったんじゃない?なんて。相手と一つになって、子供まで残せたのだから。姫谷はあのあとどうしたのか、気になるところですけど。


プール落下後同居EDは…形はどうあれ、EDの中では一番長く一緒に居られたんですよね…。2年間。蓉司がどんな姿で存在していたのかなんてわからないけれど、帰ってきたときのことを考えると…凄く切ない。消えるのは覚悟の上だったろうし、むしろ2年も一緒に居れたことのほうが蓉司にとっては嬉しい誤算だったのかもしれない…?何にせよ切ない…。


記憶喪失EDは…「蓉司…?」の呟きと最後のスチルで…!色々な想像が出来ますが結局思い出してはないみたいですし。


初めは沙耶の二番煎じじゃねーかと思いつつやっていたんですけど、終わってみれば個人的には良かったです。
システム面も改善されていましたしね。スマガで採用されていた超速スキップもありましたし。でも出来ることなら次の選択肢に移る方が楽でいいんですけど…。


次回作はニトロプラスキラルデュエル的な格ゲーを期待。…あれ?
ケイスケがゲージ溜まると黒スケで暴走したり、シキティが日本刀振り回したり、悪魔が悪魔っぽい力使って戦ったり、哲雄が自然治癒力高すぎて中々倒せなかったり…そんなゲームだったらいいな!バランス調整難しそうだけど!


…ないかー。

*1:でも思ったよりも子供が大きくて吃驚した