月影の鎖-錯乱パラノイア-

月影の鎖 -錯乱パラノイア-

月影の鎖 -錯乱パラノイア-


Twitterでたまに呟きつつプレイしていましたが、コンプしたので感想でも。
プレイ順は猪口→榛名→神楽坂→(お兄ちゃん)→望月です。
お兄ちゃんは一応エンドあるけれどおまけ程度と思った方が良いですね。
好きな順は望月→神楽坂→榛名→猪口です。見事にプレイした順と逆で自分でも驚いています。
話の大まかな流れは全ルート同じなのですが、視点が青年団(神楽坂・望月)と外部の人間(榛名・猪口)に別れる感じですかね。


TAKUYOゲーは「死神と少女」に続きの2作目なのですが本当にシステム周りが快適で、選択肢が多い割に、周回プレイがそんなに苦にならないので他のゲームは見習うべき!と思います。片手プレイ可能・選択肢でオートセーブ&履歴ロード可能・スキップの早さ・おまけでは全シナリオシーン再生・スチルからのシーン再生など等。全シナリオシーン再生に関しては見れていないシナリオが明示的に分かるので、見落とさずに済むのが本当に良いなぁと…。なので本気で他のゲームも参考にしよう??と思うのですよねー。


肝心のシナリオについてですが…「殺伐とした世界の中で一筋の光を見付ける恋愛ADV」その名の通り。青年団側ではそうでもないですけど、榛名・猪口ルートでは村八分やそれに近い迫害をされるので…島民達が本当に嫌になりますね!それでも慣れというのは怖いもので、神楽坂・望月ルートではそこまで迫害されない為に、島民達がこんな素直に改心するわけがないと思ってしまうという…。本当に慣れって怖い…。
また、依存度って主人公であるめぐみが相手に依存していく、という意味なので注意が必要かもしれません。私もてっきり相手に依存されていくものだと思っていたのですが…ルートによって物凄い病みっぷりを発揮するめぐみ見てるとこれはこれでありだなと思いました。


以下キャラ毎のネタバレ感想。

神楽坂

まさかの40歳設定。見えませんよ!公式でも神楽坂が一番最初にくるだけあって、キャラクターの背景がしっかり書かれていた気がします。ただ、終わり方は賛否がありそうですけども…。私個人としては、恋愛・依存エンド共に綺麗に終わったんじゃないかなと思います。明らかに事後のような描写もあったんですが、恋愛エンド見ればなくても良かったけれど受け入れられはする感じになっているので。ただ、ちょっと気になったのは深海とのやりとりが…そんなあっさり解決でいいのかと…。依存BADはここまでキッパリ断られるならこれはこれで、という感じでした。

望月

神楽坂とのやりとりが可愛かったり、めぐみに対して好意を持ってることが伝わってくるのが本当に可愛かったです。望月ルートはめぐみの病みっぷりがピークで、それに引きずられる望月がまた良かったなぁと思います。依存BADの後追い自殺、神楽坂に共依存になるなと忠告されつつもダメそうな雰囲気で終わる依存エンドはうわぁってなりながらニヤニヤ見てしまいました…。あと母親はいいとしても父親誰だよという謎が残ったままなのは…どう…なんですかね…。

榛名

ちょっと残念な感じがしてしまったのが榛名。キャラクターの背景も一瞬本人から語られるだけなので、もう少し掘り下げても良かったのではと思わなくもないです。めぐみに好意を持ちつつ、慰めたりもしながら実はそう仕向けもしていたという捻くれたキャラクターなので、その辺をもう少しうまく生かしたエンドがあっても良かったんじゃないかなぁと思わなくもないです。依存エンドも良いんですけどねぇ…。心中BADはちょっといきなり感を感じてしまったので個人的にはそこまで…という感じです。

猪口

弟のノアくんが天使すぎ!なのに依存BADでノアくんをめぐみが殺してしまって…みたいな本気で誰も救われないエンドには凹みました。その分、恋愛エンドは一番島としても幸せになるんじゃないかなぁと思いましたが。猪口は村八分とノアくん可愛いっていうのと榛名案外いいやつじゃんっていう印象が強いですね。あ、深海を追い詰めるのは一番猪口ルートが素直に納得できる展開ですし、皆が協力しているのが良かったですね。

大井川

三浦さんの演技は相変わらず気になりますが、暗い雰囲気を明るくしてくれるお兄ちゃんは救いでした!でも肝心なときには割といない!という。血は繋がっていないけれども妹として幸せになって欲しいと本気で思ってくれているのが良かったですね…。ただ、神楽坂BADでのめぐみを慰めるお兄ちゃんを見るとお兄ちゃんに依存エンドあったらと思ってしまうのが非常に残念。


相変わらず感想がうまくまとまらない…表現力が来い!